2007年06月03日


        第21回  丹沢ボッカ駅伝競争大会 

この大会は、ボッカ (歩荷 )の名のとおり、小石を詰めた荷物をたすき代わりに、丹沢の麓から山頂を目指し、
その健脚を競うというユニークな山岳競技です。
ボッカで運び込まれた小石を登山道の補修に利用するなど、豊かな自然を愛する心を培い、その輪を広げている大会です


              大会前夜 第3中継点 堀山の家へ一泊

        競技委員も前泊

ボッカ駅伝第三中継点堀山で大会役員を勤める小田原山岳会と伊勢原山岳会は日本山岳連盟の下部組織。
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      小田原山岳会の皆さん

            
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      伊勢原山岳会の皆さん

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ジュースをボッカしていただいたきよみさん

       ムードメーカーは健在

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ちょっと体調くずした殿 柴田(左後)。 元気に復帰。相変わらずのバランス感覚。場を仕切る。臨機応変するどいユーモア。皆を笑いに誘導。初対面同士の硬さがあっという間に氷解。楽しい雰囲気に!

最近HPで時々登場するようになった土門先生(左前)
 ただいま基礎から山入門。まず服装、装備から。シャツ、靴下、ひとつひとつ準備。まだ知識と行動がうまくかみ合わない。孤高の人? はにかみや?笑い顔の奥に潜む目は温かく、やさしい。 


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きよみさん    マドンナ       船長 

 マドンナは古くからのボッカ駅伝ファン。毎年小屋に泊まり
食事の準備など応援していただいている。 きよみさんは
ボッカ駅伝第3中継点は初めて?



                         ボッカ駅伝競技ルール

クラス

ボッカ重量 選手資格

 

A 40kg 18才以上の男子   
B1 20kg 18才以上の男子、女子(男女混成も可)   
B2 20kg 男子高校生  
C 10kg 15才以上の女子

  Aクラス      20kgの小石袋 2個

  B1.B2クラス   20kgの小石袋1個

  Cクラス      10kgの小石袋1個

                          大会本部が準備


大会本部前 健康診断コーナーの看板も

今年から心臓トラブルの救命器具AEDも用意されていた。
各中継点に医師と看護士が待機。万一に備える。
過去20回大会、一度も大きな事故はおきていない
選手の高い意識と関係者の並々ならぬ努力のお陰だ。

 

             県立秦野戸川公園 スタート                大倉バス停前 ( 標高290m)  
    ▼   1区 (2,707m)・・・・・人里から山へのいざないの区間        見晴(みはらし)茶屋 (標高610m)
    ▼   2区 (1,241m)・・・・木漏れ日と山の匂いに包まれる区間     駒止(こまどめ)茶屋 
(標高900m)
   ▼   3区 (1,054m)・・・・・新緑のトンネルを潜り抜ける区間         堀山(ほりやま)の家 
(標高950m)
  ▼   4区 (1,185m)・・・・・初夏の日差しが体一杯にふりそそぐ区間   花立(はなたて)山荘前 (標高1300m)

   ▼競技方法 一人一区間 4人のリレーで行う
   ▼制限時間 9時大倉スタート  ゴール地点 (花立山荘前) 11時30分 競技打ち切り ! 




            スタート一時間前   
選手は自分の走る中継点へ登っていく

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昨年の40kg優勝チーム金井 アンカー高橋守さん(中)    同じく中継点へ向かう男子高校の部選手。早口、多
 大会ただ一人21年連続出場。鋭い視線、強靭な足腰。    心を抑えるのは大変だ。徐々に緊張感が高まる。
 チャンピオンの風格が漂う。  第3中継点 堀山へ             


    スタート前  目茶 気合い入っとるでー                 山の先輩です


昨年 男子40kg2位 強豪 金盃登山クラブ。        (左 から)
 荻野 青木 井上 吉田さん いずれも
一区 (411−1)井口 均選手を囲んで            湘南山岳会、丹沢山岳会に所属した山の先輩達
          
横浜中央郵便局前の立ち飲み屋の飲み仲間が意気投合  後輩達の為、美味しい豚汁とおにぎりを用意。
チーム結成。チームの象徴的存在 松五郎さん(左)は    ボランテイア活動。厚い心が大会を裏で支える。
最終ゴールまで伴走する。ファイトの塊。


                        
9:00  号砲一発 いざ出陣      大倉バス停前


スタート
一般男子20kg 高校男子20kg 男子40kg 女子10kg各クラスが一斉に同時スタート。 第一区は大倉バス停前から見晴らし茶屋まで2.7km。最長区間。 山道へ入るまでに好位置キープが上位入賞の条件。山道へ入ると道が狭く、簡単に抜けなくなるからだ。 各チームはスピードランナーを用意。 

   森羅ラビッツ 鈴木直美(207−1)選手の頭に注意?遊び心が楽しい!
                           


     スタート直後 集団が一気にばらける

スタート
各クラス混ぜんと疾走。スピードを上げる。 トップクラスの女子は男子に負けない。
 東京女子チーム第一区高澤知佐(206−1)選手は早くも抜け出し、トップグループに。女子トップに躍り出る。
   (男性を含む全クラス区間5位と大健闘) 写真中央 



40kg 負担を少なくする為、荷の重心を上に持ってくる。
発砲スチロールの上にポリタンクを置き、その上に40kgの荷。 少し上げすぎ? 横揺れが心配。


    勇壮な送り太鼓に送られて   秦野酔心太鼓

スタート
最後尾は当然ながら男子40Kgのクラス。重い荷。
重心を落し、しっかりと前へ進む。気力をみなぎらせて。






    最後の関所? 重量不足は失格 !

    第4走者の荷の重さチェック

石袋
ゴールの花立の計量所   計量後に集められた石袋

 計量器で重量審査    ゴールに集められた石袋
                 レース後山道整備に活用

   駒止茶屋 大田さんから写真送っていただきました。
    堀山HPで駒止茶屋の中継風景をお伝えするのは初めてです

                 
                  第二中継点  駒止茶屋

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                       選手の到着を待つ      9時26分    

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        選手登録風景         8時25分

女性選手はチーム林檎  坂井 陽子(205−3)と思われる

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           第3走者への中継

森羅ラビッツ 
神戸つむぎ(207−2)から
        清水有希(207−3)へ
バトンタッチ

                         9時55分

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選手が駒止めの階段を駆け上がってくる

           激しいデッドヒート!

                           9時45分

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   ニチームの選手がほぼ同時に到着。

 荷物下ろしの手伝いも二組で別々に行う。狭い場所。 
 大変だ!
                         9時55分

 


              第三中継点  堀山の家前  激走ドラマ

           
       第3区の選手の到着を待つ、アンカー第4区の選手達と大会役員の皆さん

        競技役員との再会

ボッカ駅伝は年に一度、競技役員の方と会える嬉しい日
旧交を温める。 長い付き合い、ひげも嬉しそう。
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 伊勢原山岳会  ゴール地点責任者    ひげ
   石川さん     花立山荘 熊谷さん

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第3中継点 堀山の家 競技役員 リーダーの田中さん。

事故無く無事に引き継ぎできるか?タイムのこと
レース終了後の選手の健康 心配はつきない







       選手は自分の子供達!

        
女性競技役員の皆さん
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 選手のゼッケンの整理。 ゼッケンの最後の番号は4 
 まもなくアンカー第4走者が登ってくる。 欠けたゼッケンはないか? 何度も確認 緊張感が徐々に高まる。

倒れこんだ選手の介護、水の補給 時には「しっかりしなさい!」 気合も入れる? 選手は自分の子供のよう。愛情一杯、大会を支える。ほとんどの方が当日朝、大倉から
登ってくる。日頃の山歩き、健康管理もばっちり。好きだけでは勤まらない。

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ランナーの到着を待つ、大会役員。神奈川山岳赤十字奉仕団から派遣されてきた医師と看護士も待機

ほとんどの選手が、体力の限界、酸欠状態で到着。自分で
荷を降ろせないほど疲労している。半分以上の選手が荷をはずすと倒れこむ。何時事故が起きても不思議でない
過酷な競技。担当医師も緊張の面持。

 

       選手来ました!  観測点から役員の大きな声が響く 
                   小屋前は一気に緊張!  役員は臨戦態勢で身構える

B1 男子20Kg

   全チームトップで駆け上がってくる

             一位

       トップで登場 神奈川MRC 

ほんとに20kg担いでいるのか? スタート地点大倉から
44分15秒で登場。
 区間2位のスピードで颯爽と登場! 
              細野 松宏(040−3)

        


              ニ位

          山梨登志工房200

駒止茶屋から僅か6分43秒。区間一位のハイスピードで
追ってきた長谷川 茂人 (039−3) 
トップとの差を22秒詰めたが一位との差は1分31秒。


               三位

          丹沢ドッカーズ

二位と4分55秒差。大きく水を開けられる。歯を食いしばって最後の登りを駆け上がる。
          松井 拓也(034−3)

C 女子10Kg

     打倒!ひとめぼれ  6連覇阻止

            一位

  二区で逆転 トップに立ったチーム林檎 

 坂井 陽子(205−3)  区間2位のスピードで後続チ
 ームとの差を広げる。

            ニ位

一区で驚異的な記録でトップにたった東京女子チーム

二区で逆転され懸命にトップを追う 小川弥生(206−3)

              三位

      5連覇中、強豪ひとめぼれ 

新興勢力の台頭でただ今3位。 (女子区間一位)のスピードで懸命に追い上げる。 中川シズ子(201−3)

 彼女は ニ区と四区で歴代区間ベスト記録を持つ強豪

 

 えーあのおのぼり隊が・・若手発奮

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   おのぼり隊わかて  菫 紅偉(033−3)

8分29秒 区間7位の好成績で駆け上がってきた

「丹沢ボッカ駅伝に初めて参加なんですけど、結構楽しかった。みなさんのおかげで体験でき、すごく嬉しかった。こんな人生の体験、大好き!」

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  おのぼり隊 尾ヶ瀬 君芳(032−3)
 オリッピック精神は健在。勝負に汲々としない。
 今年もマイペース堂々の走り

「区間的には練習よりタイムがよかったので少し満足でしたが若手3区には完敗でビックリです。来年は練習方法を変えないと!」



         優勝おめでとう
      
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           チーム林檎 

左から3人目 3区走った坂井さん いつも一人で3区を
走って練習していました。 顔なじみになったなっちゃんと 

 

    いつも100円 ジュースありがとう

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          平成山岳会
     飛龍隊 5位 荒鷲隊 8位!!

「大倉尾根でトレーニングしている時は必ず、玄関前の据え置きジュースを頂いております」
HP掲示板への丁重な書き込みありごとうございます

トレーニングで来られた時は、ぜひ小屋にもお立ち寄り
ください。

平成山岳会リンク
http://www2.tba.t-com.ne.jp/heiseisangakkai/

「 夢は果てしなく、終わりは無く。 何時も一歩一歩、確実にやっていくべ! 」 がモットー
  マラソン野郎の熱い想いが伝わってきます!


              ボッカ駅伝  閉会式    

                                          

A 男子 40Kg

           一位〜三位
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     一位     We Love 吉田 1時間36分57秒
    二位     T−KIDS−A  1時間42分33秒 
    
三位     チーム金井    1時間46分59秒

       
チーム金井は連覇を逸す!

B1 男子20Kg
              一位

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          神奈川MRC
 

   全チームトップ 1時間 3分19秒でゴールへ


B3 高校男子20Kg
              一位

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            鎌倉学園B

          1時間16分25秒でゴール
まばゆいばかりの若さ。 未来の日本たのんだぞ!


        
まだまだ 若いものには

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最高齢選手の表彰。 今年から大会顧問になった尾崎さんが表彰。粋な演出。 賞品は高級ウイスキー? めざとくみつけた飲んべー参加選手 「うらやましいー」


         20年間 お疲れ様 !
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丹沢ボッカ駅伝大会会長を20年間務めた尾崎 樹仙さん(右)と事務局勤めた相原 守さん

今年から大会顧問になった尾崎さん。「高度成長期はたくさんのチームが出て活況だった。仮装をして出たチームもいて楽しかった」めずらしいエピソードを聞かせてくれました。「相原さんは 緻密な頭脳で大会の裏方をしっかり支えてくれました」 細かい心遣い。温かい人柄と器の大きさ。


C 女子10Kg                       
              一位
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                  チーム林檎 
左から 池田(2) 坂井(3) 船橋(4) 宮(1)

二区 池田選手は総合でも区間2位 16分4秒 
         一位との差2分6秒を一気に詰め 3分44秒
    まで差を拡げ第3区にバトンタッチ。
    優勝に大きく貢献

  打倒 ひとめぼれを果たし 笑顔満開

             ニ位

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                   東京女子チーム
高澤(1) 島崎(2) 小川(3) 金子(4)

一区で果敢に飛び出した高澤選手 (区間総合5位 )
女子一位の記録で追走したアンカー金子選手は逆転ならず(区間総合3位)
若いチーム 来年の飛躍が期待される。東京の女の子はやわじゃないぞ!


             三位
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                          ひとめぼれ
左から 法領田(4) 中川(3) 伏田(1) 藤井(2)

6連覇は逸したが、表彰式ではいつも底抜けに明るい。 皆で競技を楽しむ。 強さの秘訣か? 



             来年は雪辱!

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左から 法領田  中川  依田   藤井  お連れの方

底抜けに明るいひとめぼれチームの第一次納会? 

33秒差で区間2位。くやしがる法領田さん。若手の台頭!年齢は関係ない、「おいら、来年はかならずやっつけてやる」 新たな闘志。 皆で成し遂げた満足感。皆さん輝いていましたよ。 素晴らしいボッカ娘達に乾杯!

藤井さん 声かけていただいてありがとうございました。
とても楽しかったです。   
                          ボッカ頼

         大会を裏で支える                  後姿は忘れない

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第一中継点見晴らし茶屋で競技役員を勤めた皆さん。
見晴らし茶屋だけで総勢31名。無事役目を終えほっと一息。

大きな大会をたくさんの方が裏で支える。奉仕の精神?
だけじゃない。人生を豊かに楽しむ!そんな前向きな姿勢を感じます。

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競技終了後、選手においしい豚汁とおにぎりを振舞った後の片付け。  彼らは全員山の先輩達。かわいい後輩達のためにと全員ボランテイアで行っています。 選手の皆さん
しっかり目に焼き付けておいてくださいね。


   

                    

                           打ち上げ

          おのぼり隊

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今年は若手おのぼり隊も参加。中国の方も加わり応援ギャラリーも賑やか 誰が誰の彼女なのか?今度よく教えてください?
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「福沢隊長お疲れ様 !」 若手おのぼり隊に負けるも、試合が終われば、美味しいビールが待っている。
毎年同じメンバーが集う。素晴らしいことだ。オリッピック精神、勝ち負けにこだわらない。とにかく楽しむ。ひょっとすると年に一度のイベント? 明るい賑わいが小屋を包む
【福沢 隊長】
今年も無事ゴールできなによりでした。楽しんでいきましょう。 
【中原・若手隊長】
おのぼり隊精神を忘れず若手なりの結果を残せて、若手代表として大満足です

         来年また会いましょう

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  伊勢原山岳会、小田原山岳会 競技役員の皆さん

  
21回大会も無事終了。「 若いっていいね!私達も
  もう一度戻りたい。」 若い選手との交流
。こんな行 
    事に携われる皆さんこそ心はとても若い!






        編集後記

限界に挑戦した選手達。激しい呼吸。噴出す汗。 
見つめる私達も選手と一体になる。身体の奮えが
止まらない。
たくさんのボランテイア。連帯の輪が広がる。 
全力を尽くした選手達の爽やかな笑顔。輝く瞳。
ボッカ駅伝万歳!

                         頼 兼